美容や健康のことを考え、野菜を中心とした食生活をしている女性も多いのではないでしょうか。ただ、野菜の作り方にまでこだわって選んでいますか? 


有機農業の写真や料理を体感できるイベント「SHARE THE LOVE for JAPAN Presents『土』~有機農業という生き方~」が11月24~26日、代官山ヒルサイドテラスC棟ギャラリーで開催されました。

「SHARE THE LOVE for JAPAN」とは、“大地にやさしい農業”に取り組む農家の想いを伝えるべく、サンタフェ ナチュラルタバコ ジャパンが支援している活動のこと。この活動は2011年に起こった東日本大震災で移住を余儀なくされた有機農家の方を支援することから始まりました。そして2014年は、これまでの支援活動を継続しつつ、有機農業に挑戦する若手農家への支援活動や有機農業の第一線で活躍する先駆者たちを紹介してきました。


ちなみに有機農業とは、野菜を農薬や化学肥料を使わず、有機資材で作ること。有機野菜といえば、美容や健康によく、安全というイメージはありませんか。しかし、「有機野菜といっても、作り方はさまざま。味などの特長に個性が強くでますし、有機野菜だから必ずしも安全ということはありません」と先駆者の一人で、高知県の有機農家の山下一穂さんは言います。

そこで必要なのが、消費者としての目利き。「認証、素材の香りや質感など、自分の感性・責任で選ぶ人たちが増えてきました。能動的に、情報を調べていく消費者が、本当に良い物と出会えていますよ」とも。

今回のイベントでは、写真家の公文健太郎さんが撮影した先駆者&挑戦者の写真を展示。さらに、土のレストラン「ヌキテパ」の田辺シェフ監修のもと、先駆者たちが育てた有機野菜を使った料理を、無料で試食することができました。


ここでは「土」を使った土粥、土ドレッシングなど、珍しい料理も提供。そのほか、パクチーなどを使ったサラダなども。来場者は、「試食してみて、今までいかに味つけの濃いものを食べていたかに気付かされました。土も食べることができるんですね。また苦手だと思っていたパクチーも、おいしい、と思うことができました」とコメントしました。

「有機野菜かどうかではなく、“おいしい”という基準で野菜を選ぶことが大切。ただ、そうやって選んでいくと、自然と有機野菜になっていくのかも」と山下さん。普段は忙しく、なかなか素材までこだわることができない人も、一週間に1回は素材にこだわって選んでみるなど、少しずつでも行動を変えてみるのがいいそうです。

そのほか「SHARE THE LOVE for JAPAN」のホームページでは、先駆者&挑戦者のインタビュー・コラム記事や、ワークショップやマーケットの情報も公開。ぜひご覧いただき、有機野菜についての知識を増やしてみませんか。そして、食や健康についてもう一度考えてみてはいかがでしょうか。

・SHARE THE LOVE for JAPAN
公式サイト


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