見逃さないように注意して! モラハラ男がしがちな言動

人前だろうとお構いなしに大げんかをした後でも、からっと仲直りするイタリアのカップルを見ていると、モラハラのようなジメジメしたシチュエーションとは縁がなさそうなイメージがあります。しかし、知人から「暴言に耐えられなかったのが別れた理由」「実はつまらないことですぐキレる人だった。平手打ちされて別れを決意」という話もチラホラ。必ずしもラブラブではないカップルがいるのは、アモーレの国でも同じことのようです。気の強いイタリア人女性でも時には、ひっかかってしまうモラハラ男性。実にならないおつき合いをずるずる続けてしまわないよう、モラハラを見分けるポイントをご紹介します。


1.デートの時一緒に歩かない
ひょうひょうとしてユーモアのある、頭の回転の早い男性とつき合っていた知人がいます。ときに彼のいうセリフにはトゲのようなものが感じられて、「この人大丈夫かな?」と私はあまりいい印象を持っていませんでした。半年ほど経って、知人からメールで「こっちから振った」と報告があったときは、やっぱりなと思ったものです。最大の理由は、「デートのとき同じ歩調で歩いてくれなかったこと」だそうで、彼女が一緒に歩きたいといっても、彼は適当な返事ばかり。それが重なったことにイライラした彼女が「いいかげんにしてよ」と訴えたら「お前こそなんでついてこないんだよ」と逆ギレ。それが別れのきっかけでした。

好き勝手に歩いて、相手がどこにいようとおかまいなし…ではデートの意味がありません。パートナーに貼りつくようなイチャイチャはともかく、一緒にいるときには相手をすぐ感じられるくらいの距離を保ちたいものです。相手への気配りをせず気ままに歩きたがるような男性なら、「むしろ女性側がついてきて当然」とモラハラ予備軍の考えが頭の中にあることも。早い段階で見切りをつけたほうが無難です。
2.妙にやさしい
10年前のレオナルド・ディカプリオに似た彼とラブラブだった知人女性が、突然「別れた」と報告してきたときのことです。飲み会の席でよく「どんなに彼が自分に優しいか」「どれだけ素敵なプレゼントを贈ってくれたか」をノロケて幸せそうに見えていただけに、彼女の話は周りを騒然とさせました。彼と同棲していた彼女が、彼のお気に入りのセーターを洗った時のことです。少し縮んでしまったそうなのですが、それを彼が知ったとき「お前はなんて役に立たないんだ」と彼女にいい放ちました。そのまま1週間以上も口をきかないという態度の豹変ぶりに怖くなった彼女は、彼が仕事でいない時、自分の荷物をまとめて別れの手紙を置き、しばらく女友達のところにいた後、実家へ帰りました。

彼氏の優しさは、つき合う上での大切な条件です。しかし、あまりにも優しすぎる場合は裏側にモラハラ気質が隠れている可能性を考えましょう。「優しくしてから突然変わる」を繰り返し、相手を支配しようとするのがこのタイプ。深く関わらないうちに次へいくことをオススメします。

3.「だからいったじゃないか」が口グセ
飲み会の後、知人を迎えに来たその彼氏。彼女がみんなに自分の彼を紹介した後、彼をまじえてしばらくの間雑談をしていたときのことです。彼女の話に「だから言ったじゃないか、あのときは××で…」といちいち口を出す彼の姿は、お世辞にもカッコいいとはいえませんでした。彼女にケチをつけているように見えたのは私だけではないようで、二人が帰っていった後も「あの彼氏、大丈夫なのかねぇ」といった友人がいたくらいです。さらにその後、共通の友人から「彼女が彼と別れたがってるから今相談に乗ってるの」という話を聞いたときはみんな「なんでもっと早く逃げ出さなかったの!?」と言う始末でした。

パートナーへのアドバイスは大切ですが、最終的にどうするかはあくまでも本人次第です。「だからいったじゃないか」というセリフには「オレのいうことを聞かなかったお前が間違っている」という非難が含まれ、相手にいうことをきかせたいというエゴが原因な場合も。モラハラ被害を受ける前につき合いを考え直したほうがよさそうです。

誰かを好きになると、その人のすべてを受け入れたくなるもの。しかし、恋は盲目…になってはいけません。片目だけはバッチリ開けておき、よりハッピーな出会いをつかんでくださいね!
(金丸 標)

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