AV男優・森林原人の性活相談 第78回】

経験人数8,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。


Hでリクエストしたら「痴女とかエロい女は嫌だ」



「エロい女は嫌」と彼 森林さん、いつも楽しく読ませていただいてます。今日、聞きたいのは体の愛撫についてです。

 私は相手の首筋や背中、胸板、脚など、体中をキスしながら舌も動かして舐めるように愛撫するのが好きです。過去に別の男性にデコルテ辺りを舐めるように愛撫された時の気持ちいい感覚が忘れられず、相手にも喜んでもらえるかなと思って、私もそんな愛撫をしています。

 でも、彼はしてくれません。「キスももちろんいいけど、舐めるようにしてほしいな」って思い切って伝えたのですが、「何、エロいこと言ってんの。舐めるのはアソコだけでいいよ。痴女とかエロい女は嫌だ」と言われてしまいました。

 キレイなスベスベの肌ではないから、舐めたくないのかなって申し訳なくなってしまいました。体を舐めてもらうのは贅沢なのかな。エロい女ってやっぱり嫌いな人もいるのかな。

 森林さんや他の男優の方々は作品の中で全身を舐めるように愛撫されています。羨ましい限りなのです。森林さんの意見を聞かせてください。

森林の回答



 エロい女が嫌いな男はいます。みんながみんな、峰不二子が(しそうなセックスが)理想じゃないんです。それは見た目の好みの問題じゃなく、プレイ内容に女性の無垢さや無知さ、主体性のなさを求めていて、自分の女性性を意識していない、おとなしい若い女性がいいって男が存在します。

 彼らは、お人形さんみたいにキレイな女のコがじっとしてるのがいいとか、男のアソコや乳首を舐めるにしても、イヤイヤ、無理矢理舐めさせられてる感じがいいとか、そりゃまぁ好き勝手なことを言います。

 勘のいい方はお気づきかもしれませんが、傾向としてはロリコンです。以前から言っていますが、セックスの能力や自らの男性性にコンプレックスを強く持っている男はロリコンになりやすいです。だから自分の経験値が低いことを自覚し、自分以上の能力、経験値だと予感させる言動に引いちゃう男は、当然、エロい女が苦手です。

 ただ、エロい女を苦手とする男がみんな自分の男性性やセックスに対してコンプレックスを持っているかというと、そうでもありません。

“男性性MAX”な男も逆に…



 AV男優の歴史上一番セックスの才能に恵まれていると言われるムキムキ男優Aさんがその一人です。もちろんAさんは性欲も人並み外れていて、仕事で13発出した後もムラムラが収まらず「いますぐセックスしたい!」っていう気持ちでいっぱいになるそうです。そんな人が一番好きな女性のタイプは、お人形さんみたいに可愛らしいロリ体型のマグロ女です。セックスが嫌いで仕方なしにやらされてる感じがしたり、アソコの締まりが良ければこの上ない最高のご馳走だそうです。

 Aさんは男としていろいろなものを持っている方です。カッコよく、運動神経もよく、アソコもデカく、性欲も強い。「若い頃から女に不自由したことはない」と言います。だからなのか、印象としては、女性を生きてるオナホールと考え、女性の言動で許容できるのは自分にとって都合の良いものだけという感じです。そこにあるのは圧倒的な男尊女卑、もしくは絶望的なほどのセックスに対する割り切りです。

 Aさんは感情を込めてセックスをすることが苦手です。女優さんと二人っきりにさせられて、相手と気持ちが通じあったり本気で愛おしいなと思ったらセックスを始めてくれという設定の時は、ピクリともしなかったそうです(ちなみに、Aさんは謙虚で嫌味がないし、何より気さくなので、後輩男優やスタッフからは慕われています。ただ、女優さんからは好かれもせず嫌われもせずって感じです)。

次ページ相談者はAさんタイプかも

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